業務用エアコンをクリーニングする頻度は?掃除方法についても紹介
業務用エアコンの性能を維持するためには、定期的な掃除とエアコンの内部のクリーニングは欠かせません。適切な頻度でメンテナンスを行うことで、エアコンの稼働効率が向上し、室内の空気を清潔に保つことができます。そこでこの記事では、業務用エアコンの掃除・クリーニングの適切な頻度や業者に依頼するタイミングについてくわしく紹介します。
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業務用エアコンを掃除・クリーニングする頻度は?
業務用エアコンの掃除には、フィルターなど自分で行える掃除とエアコン内部など専門的な知識がないとできない掃除があります。ここからは、それぞれの適切な掃除の頻度についてご紹介します。
掃除は2ヶ月に1度が目安
自分で行えるフィルターやパネルの掃除は、2ヶ月に1度行うのが一般的です。フィルター掃除は、最適な室内環境を保つためにも大切な作業です。埃や汚れが目詰まりすると、稼働効率が悪くなるだけでなく、健康被害を引き起こす場合もあります。また、吹き出し口のパネルなどは汚れが付着しやすいため、フィルター掃除をするタイミングで一緒に掃除しましょう。
クリーニングは2~3年に1度が目安
業者に依頼する本格的なエアコンクリーニングは、2~3年に1度が目安です。定期的にフィルター掃除を行っていても、エアコンの内部の汚れは少しずつ蓄積していきます。自動掃除機能付きのエアコンであっても、エアコンの内部にできてしまったカビや汚れは完全に除去することができません。専門知識を持つ業者の手で、エアコンを分解し、しっかりと内部の汚れを落としましょう。
業種や環境によって異なる
業務用エアコンの掃除の頻度は、エアコンの使用環境によって大きく前後します。人が行きかう頻度の少ない職場であれば汚れは溜まりにくいですが、飲食店など人の出入りが頻繁な職場であれば汚れが溜まりやすく、掃除の頻度を増やす必要があります。埃などが舞いやすい職場であれば、フィルターの掃除は2週間に1度のペースで行い、クリーニングは1年に1度のペースで行うと、清潔な空間が維持できるでしょう。
業務用エアコンの掃除の仕方
普段使用する日用品で簡単にできる業務用エアコンの掃除の仕方についてご紹介します。
パネルの掃除
吹き出し口のパネルは見た目は綺麗でも、埃や粉塵が付着しやすい場所なので、水気をよく絞った布で、綺麗に拭きましょう。また、冷房を使用する時期は、結露が溜まりカビが発生しやすい場所でもあります。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて使用し、汚れをしっかり拭き取りましょう。
フィルターの掃除
まず、業務用エアコンからフィルターを外し、付着した埃や汚れをきれいに吸い取りましょう。中性洗剤を使用し、やわらかめのスポンジやブラシで擦り洗いすると、より綺麗に落とせます。中性洗剤を水で流したら、陰干しでしっかり乾燥させます。完全に乾燥させないままエアコンに取り付けると、エアコン内部にカビが発生しやすくなるため注意しましょう。
室外機のチェック
室外機は熱を排出する重要な機器です。室外機が汚れると、裏側のフィンが目詰まりを起こし、エアコンの効率が悪くなるだけではなく、故障の原因に繋がります。室外機のファンにゴミが溜まっていないかしっかり確認しましょう。内部の掃除は、業者への依頼が必要ですが、目の届く範囲であれば、エアコンの電源を切り、埃や汚れを取り除いても問題ありません。
エアコン掃除をする際は、室外機も忘れずにチェックすることをおすすめします。
業者用エアコンをクリーニングに依頼するタイミングは?
業者にクリーニングを依頼する目安は、2~3年といわれていますが、以下の症状が現れたら、クリーニングをすることで解決できることがあります。
冷暖房の効きが悪い
自分で定期的に掃除していてもエアコンの効きが悪くなった場合は、内部の汚れが原因かもしれません。内部の汚れを落とすには、エアコンを分解する必要があるため、自分で対処しようとせず業者へクリーニングを依頼しましょう。
空気が臭い
エアコンから出る空気に異臭がする場合は、内部にカビや汚れが蓄積している可能性があります。この場合は、業者にクリーニングを依頼することで解決するでしょう。しかし、内部の部品が故障している場合なども考えられます。異臭がした場合は、自分で解決しようとせず、迷わず業者に依頼したほうが得策です。
光熱費が高くなった
光熱費が高くなる原因の一つとして、エアコンの消費電力の上昇が考えられます。フィルターや室外機に埃や汚れが蓄積していないようであれば、エアコン内部のクリーニングを依頼しましょう。埃や汚れを除去することで、エアコンの効率が上がり、消費電力を抑えることができます。
水漏れや粉が落ちてきた
水漏れや粉が落ちてきた場合は、すぐに業者に依頼しましょう。業者にクリーニングを依頼することで、原因が把握でき、修理がスムーズに行えます。エアコン内部の原因は、自分で解決することができません。自分で触って修理しようとすると、事故や故障の原因に繋がりますので、業者に対応してもらいましょう。
最適な空間を維持するためには空調も大事!
業務用エアコンの掃除やクリーニングの頻度は、使用環境や使用頻度によって変わります。働いている職場がどれくらいの期間で埃が溜まるのか、フィルター掃除をする際に確認すると掃除の頻度の目安がつきやすいでしょう。内部の汚れやカビを徹底的に洗浄するには、専門知識や経験が必要です。
最適な職場の空調を維持するためにも、エアコンのメンテナンスは定期的に行いましょう。