業務用エアコンを付けても部屋が冷えない!冷房が効かない原因を解説
エアコンの調子が悪いとき気づく要因の一つに、「冷房が効かない」があります。暑い日に冷房が効かないと、仕事の効率が悪くなるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。この記事では、業務用エアコンの冷房が効かない原因とその対策についてくわしく紹介します。
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業務用エアコンの冷房が効かない原因と対策
冷房運転をしているはずなのに室内が冷えない原因はいくつか考えられます。なかでも、よくある原因として挙げられる以下の4つについてご紹介します。自分でできる対策法もありますので、併せて確認しましょう。
温度設定などの確認
まずは、エアコンの設定が適切な状態か確認しましょう。業務用エアコンは、運転方法、温度、風量、風向きなどを設定する箇所があります。冷房は、温度だけでなく、風量が「弱」になっていたり、風向きが「下向き」になっていたりすると冷えにくくなります。一度「強」や「自動」で試してみて、冷房機能に問題ないか確認しましょう。
冷たい空気は下に溜まりやすいため、風向きは、「自動」か「水平」に設定すると改善する場合もあります。
フィルターの汚れ
業務用エアコンのフィルターが目詰まりしていると冷房が効きにくくなります。エアコンは、フィルターを通して室内の空気を吸い込み、熱交換器で冷やされ送風されます。フィルターが目詰まりしていると、空気の吸い込み口が制限され、排出される量も減り、冷房能力の低下に繋がります。フィルターに埃や汚れが溜まっていたら、掃除機で吸い取り、水洗いしましょう。
水で汚れが落ちない場合は、中性洗剤を使用すると簡単に落とすことができます。洗い終わったフィルターは、陰干しで完全に乾かしいてから元に戻しましょう。
室外機の不具合
エアコンの不調は、エアコン本体だけでなく、室外機が原因の場合もあります。まず、室外機が正常に稼働しているか確認しましょう。異変を感じたら、触れず専門業者に相談しましょう。問題ないようであれば、室外機が汚れていないか、周囲にモノが置かれていないか確認します。室外機は、外気を吸い込み、室内から運ばれた熱とともに屋外に排出する役割があります。
エアコンのフィルター掃除をしたにもかかわらず改善が見られない場合は、室外機に埃や汚れが溜まっていないか、確認をしてみましょう。
冷媒ガスの不足
冷房が効かないあらゆる要因を確認しても原因がわからないようであれば、冷媒ガスの不足によるものかもしれません。冷媒ガスは、通常、業務用エアコンを購入した時から入っています。冷媒ガスが不足してしまうと、空気を冷やすということができず、冷房が効きにくくなります。冷媒ガスが不足している場合は、漏れている箇所を突き止め修理する必要があります。
冷媒ガスの取り扱いには資格が必要ですので、専門の業者に相談しましょう。
改善しない場合は業者に相談
冷房が効かない原因はさまざまありますが、自分で解決できないことも多々あります。一つずつ確認し、改善が見込めないようであれば、迷わず専門の業者に相談しましょう。場合によっては、修理や買い替えが必要になることもあります。トラブルを解消しないまま使い続けると、重大なトラブルを引き起こす可能性がああるので、絶対に自分で分解したり、電気系統に触れたりしないよう注意しましょう。
定期的なメンテナンスでトラブルが起きない環境を整えよう
業務用エアコンは、家庭用のエアコンに比べ耐久性が高く設計されているといわれていますが、不調は突然現れます。使用していて異変を感じたら、まず、室内機や室外機をチェックしましょう。業務用エアコンの修理は、高額になることが多いといわれています。不調が起こる前に、定期的な掃除や業者によるクリーニングを行い、トラブルが起きない空調環境を整えることが大切です。
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