業務用エアコンを使用していて黒い粉が落ちてきたら、そのまま放置せずすぐに対処しましょう。特に、接客を伴う店舗などで黒い粉が落ちてくると、お客様も不快に感じ、不衛生に感じられることもあります。この記事では、業務用エアコンから落ちてくる黒い粉の原因と自分でできる対処法を紹介します。

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業務用エアコンから黒い粉が落ちてくる原因

黒い粉の原因は、カビの場合がほとんどです。エアコンを使用し続けると、フィルターなどに埃が溜まり、湿気が付くと黒カビが発生します。カビや埃の量がそれほど多くなければ、黒い粉がエアコンから落ちてくることはありませんが、落ちてくる状況であれば、相当の量が溜まっていると考えられます。また、黒い粉だけでなく、黒い粒が混じっていることもあります。

黒い粒の場合は、ゴキブリの糞の可能性も。エアコンの内部は、暗く湿気が溜まりやすいためゴキブリが暮らすのに最適な環境です。エアコンから黒い粒が落ちているようであれば、ゴキブリが潜んでいる可能性が高いと考えていいでしょう。

自分でできる黒い粉の対処法3選

黒い粉や粒の正体を知ると、絶対に黒い粉の発生は避けたいものです。ここでは、自分でできる対処法を以下でご紹介します。清潔な環境を整えるためにも、ぜひ実践しましょう。

1.ルーバー（吹き出し口）

エアコンの吹き出し口は、黒い汚れが付着しやすい場所です。見た目でもわかりやすく、自分で掃除することができる場所ですので、カビや埃があればクロスで綺麗に拭きましょう。仕上げに、アルコール除菌スプレーで湿らせたクロスで拭きあげると、カビの発生を抑制できます。

2.送風ファン

ルーバーの奥にある送風ファンも黒い汚れが発生しやすい場所です。暗くて見えづらいため、懐中電灯などでチェックしましょう。汚れが付着していれば、自宅にある割り箸にクロスを巻き、優しく拭くだけでもある程度綺麗になります。100円ショップなどにもエアコンの奥の汚れを掃除できる便利アイテムが販売されていますので、ぜひ活用しましょう。

しかし、完全に汚れを取り除くことが難しい場所です。無理せず、できる範囲の掃除に留めておきましょう。

3.フィン

エアコンのフィルターを外すと見えるアルミの板がフィンです。フィンは、熱交換器でありエアコンの心臓部になります。そのため、フィンに黒い汚れが付着していても、安易に掃除するのは控えましょう。汚れがひどい場合は、専門の清掃業者に依頼することが一番の対処法です。

市販されているエアコン用の洗浄液やスプレーで洗浄するのは、故障や事故に繋がる危険性があるため、絶対に避けましょう。

黒い粉の発生予防に定期的なメンテナンスが大切

黒い粉の発生を予防するためには、定期的な掃除やクリーニングが欠かせません。自分でできるフィルターや本体、パネルの掃除は定期的に行いましょう。掃除の仕上げに、アルコール除菌スプレーを付けたクロスで拭きあげると黒カビの発生をある程度抑制できます。

掃除の際には、エアコン内部の汚れも併せて確認すると、業者に依頼するタイミングも図れるでしょう。

困ったときは迷わず業者に依頼しよう！

業務用エアコンを長く使用していると、黒い粉が落ちてくることがあります。自分でできる掃除で解決しない場合は、迷わず専門の清掃業者に依頼しましょう。特に、エアコンの内部の汚れは、分解し、専用の機材と洗剤で洗浄する必要があり、安易に素人ができるものではありません。

ネット情報や市販の洗浄液やスプレーなどを利用し、見よう見まねで掃除するのは、故障や事故の原因に繋がります。黒カビの発生を抑制し、快適な室内環境を保つためには、正しいメンテナンスを定期的に行うことが大切です。