業務用エアコンの掃除は難しい?自分でできる掃除方法を紹介!
業務用エアコンは業者に依頼しないと掃除ができないと思っている方が多いのではないでしょうか。エアコン内部の汚れはできませんが、フィルターやパネルの掃除は自分でもできます。溜まった埃などを放っておくとさまざまなトラブルの原因に繋がるため、可能な範囲の掃除は定期的に行いましょう。
そこで本記事では、自分でできる業務用エアコンの掃除方法をくわしく紹介します。
この記事を読むための時間:3分
業務用エアコンは自分で掃除可能!
業務用エアコンは、奥の細かい部分や電気系統に触れない範囲であれば自分で掃除が可能です。自分でできる範囲は、フィルター、本体部分、パネルの3か所。特に、フィルターは、埃や汚れが蓄積すると、冷暖房の効率が低下するだけでなく、電気代の高騰、職場環境の悪化などのトラブルを招く恐れがあります。
定期的に掃除をして、エアコンを清潔に保つようにしましょう。エアコンを清潔に保つことで、消費電力が抑制でき、省エネにも繋がりますよ。
業務用エアコンの掃除方法
定期的に行う掃除であれば、日用品で簡単に揃えらえます。道具を準備し、以下の手順で丁寧に行いましょう。
(必要な道具)
- 掃除機
- 中性洗剤(食器用でも可)
- やわらかめのスポンジやブラシ
- タオル4、5枚
- 脚立
手順1:エアコンの電源を切る
掃除の前には必ず、エアコン本体の電源を切ります。可能であれば、電源プラグも抜いておくと安心です。電源を付けたまま掃除すると、感電するリスクやエアコン機器が故障する危険性があります。また、掃除する際は、誤って、エアコンのスイッチを押されることがないよう、注意を払いましょう。
手順2:フィルターを外す
本体のパネルを取り外すとフィルターが設置されています。フィルターを外す際は、無理やり外そうとせず、エアコンの取扱説明書などを確認しながら正しい手順で取り外しましょう。
手順3:フィルターを洗浄する
取り外したフィルターの埃を掃除機で吸い取ります。細かい埃や汚れは、やわらかめのスポンジやブラシを使って水洗いをしましょう。フィルターに目詰まりした頑固汚れは、中性洗剤を少量つけて洗うと簡単に落とすことができます。汚れが落ちないからと、強く擦ったり、硬いものを使用したりすると、破損や変形の原因に繋がります。
フィルターを傷つけないためにも、道具はやわらかめのものを選んで使用しましょう。
手順4:フィルターを乾燥させる
洗剤成分が残らないようしっかりすすいだら、タオルで水分を吸い取り、陰干しします。完全に乾く前にフィルターを設置すると、カビ発生の原因に繋がるため注意しましょう。特に冬場などは乾燥に時間がかかる場合があります。乾かす時間がないからと、ドライヤーや直射日光に当てて乾かすのは、フィルターを傷めてしまう可能性があるためなるべく避けてください。
手順5:本体やパネルなどを拭く
フィルターを乾かしている間に、業務用エアコンの本体やパネルを拭きます。見た目は綺麗でも汚れは確実に付着しています。濡れた雑巾でしっかり拭きましょう。特に、エアコンの吹き出し口やグリルは、カビや埃が溜まりやすい部分です。汚れが落ちにくい場合は、薄めた中性洗剤を含ませて拭いてあげると落ちやすいでしょう。
手順6:フィルターを取り付ける
フィルターが完全に乾いたら、本体に取り付けます。フィルターの取り付け方もエアコンのタイプによって異なるため、取扱説明書をよく確認しましょう。業務用エアコンの掃除は、高所作業がほとんどですので、安全に配慮し、なるべく複数人ですることをおすすめします。
業務用エアコンの掃除の注意点
業務用エアコンを自分で掃除する際は、以下の点に注意しましょう。
- 電源を付けたままにしない
- 分解しすぎない
- 電気系統は触らない
- 市販の掃除スプレーは使用しない
- 鋭利な道具は使用しない
掃除でフィルターを外す際、エアコン内部にも埃や汚れが溜まっているのが見えるかもしれません。市販のスプレーや鋭利な道具で汚れを落とそうとすると、誤って電気系統に触れ、事故や故障の原因に繋がります。業務用エアコンは、デリケートで家庭用エアコンより構造が複雑です。
フィルターを取り外す以外の分解や内部の汚れを落とそうとする行為は避けましょう。
業務用エアコンの内部汚れは業者に依頼しよう
業務用エアコンが設置されている場所は、法律で「適切な設置、使用環境維持の義務」と定められています。定期的な掃除を行い、職場の環境を保つようにしましょう。エアコンを掃除しても異臭が取れない場合は、エアコン内部の洗浄することで解消されることがあります。エアコン内部の洗浄には細かい分解が必要です。自分で行わず、専門業者に依頼するようにしましょう。