ブログ一覧


ハウスクリーニング|浴室清掃のクレーム事例

ハウスクリーニング|浴室清掃のクレーム事例

ハウスクリーニングの中で最もクレームが多い場所と言っても過言ではないのが「浴室」。浴室清掃に費やす労力やコストの割にお客様からのクレームにつながることが多いため、浴室清掃は受注しないハウスクリーニング業者もいるほどです。

 

クレームが出やすい原因として

 

・常時湿度の高い環境下で時間をかけて蓄積した汚れのため、除去するのが難しい。

・水垢や石鹸カス、カビなど、複数の汚れが複合しているため、幅広い知識が必要。

・洗剤や道具を制限されるデリケートな素材が多い。

・スペースが狭く、作業性が悪い。

・湿度が高く、作業が体力的にきつい。

 

といったことが挙げられますが、逆にいうとお客様自身では清掃することが難しい場所でもあります。僕たち清掃業者がしっかりと知識を習得することで、よりお客様の満足度を高められるサービス提供を目指していきたいと思います。

 

 

浴室清掃のよくあるクレーム事例

浴室清掃が特殊な点は「見た目のきれいさ」だけでなく「手で触った感じの清潔さ」まで求められるということです。クレームの内容としては、次のような「感触」や「感覚」によるものが大半を占めています。

 

①清掃後なのにザラザラ感が残っている

ザラザラ感は、素材表面が荒れていたり、砂状・粉状のものが付着しているときに感じます。主な原因としては、研磨剤(材)を使用したことで素材自体に細かな傷をつけてしまった、ペースト状や粉状の洗剤を使用した後の濯ぎが不十分だったことなどが挙げられます。

 

対策:傷のつきやすい素材の見極め、傷をつけにくい清掃資機材の選定、十分な濯ぎ洗浄

 

 

②清掃後なのにヌルヌルする

ヌルヌル感は、汚れの取り忘れや洗剤成分の残留など原因です。浴室では強力な洗剤を使う機会が多いため、洗剤成分の残留はお客様の皮膚を荒れさせてしまう危険もあるため十分な注意が必要です。

 

対策:作業後の仕上がり確認(手で触って確認)、十分な濯ぎ洗浄

 

 

③清掃した場所がベタベタする

ベタベタ感は、洗剤成分の残留や洗剤によって素材表面を溶かしてしまった場合などに発生します。一度溶かしてしまった素材は修復できないため、十分な注意が必要です。

 

対策:汚れのレベルに応じた洗剤の使い分け、十分な濯ぎ洗浄

 

 

④浴室の床・底が滑る

浴室の床や浴槽の底が滑るのは石鹸カスなどが十分に除去できていないことが原因です。具体的にはこすり洗いが不十分なことがほとんどなため、ハンドパッドやブラシを用いてしっかりと洗浄する必要があります。特に浴室の床は滑り防止のために凹凸のある素材が使われているので、凹凸部分までしっかりと洗浄できる硬めのブラシを用意しておくことも大事です。

 

対策:しっかりとしたこすり洗い、凹凸用の清掃資機材の選定

 

 

⑤浴室からイヤな臭いがする

浴室清掃ではカビ取り剤などの洗剤臭がクレームとなることがあります。カビ取り剤などを使用する際は換気をしっかりとすることが大切ですが、換気扇に湿った埃が付着して機能していないことがあります。まずは換気扇の作動状況を確認しましょう。

 

対策:浴室の換気(換気扇の確認)

 

 

⑥時間が経つと汚れが浮き出てきた

作業完了時はきれいに見えていた部分が、数時間経つと汚れが浮き出てきてクレームとなることがあります。主な例としては「タイルが白っぽくなる」ことが挙げられますが、濯ぎが不十分で洗剤分や汚れが白い粉っぽく浮き出てくることや表面を溶かしてしまうことで起こり得ます。浴室の洗浄直後は濡れているので細かな状態が分かりにくくなります。そのため、洗浄後はなるべく水気を拭き取り、乾燥させた後に仕上がり確認を行うことが大切です。

 

対策:乾燥後の仕上がり確認

 

 

まとめ:浴室清掃後は手で触って確認する

以上のように、浴室清掃の主なクレームの内容としては「感触」や「感覚」によるものが大半を占めています。

このようなクレームを起こさないために、清掃完了後は必ず浴室の清掃面を手で触り、汚れの残留等がないかの確認をしましょう。

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2021 愛媛県松山市のビル清掃・メンテナンスならお任せください | 有限会社エヒメアイムサービス. All rights Reserved.