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【お掃除ロボット活用事例】家庭用お掃除ロボットは清掃現場でも活用できるか?

【お掃除ロボット活用事例】家庭用お掃除ロボットは清掃現場でも活用できるか?

こんにちは!エヒメアイムサービス広報担当のナオコです♪

本日は家庭用お掃除ロボットの現場活用に関するお話。

 

最近の家庭用お掃除ロボットはものすごい勢いで進化を遂げていますよね。

弊社では業務用の清掃ロボットだけでなく、家庭用お掃除ロボットも現場で活用できないかと、日々検証しています。

 

今回は家庭用お掃除ロボットを日常清掃現場で活用している事例について弊社社長の西村にインタビューしてみました。

 

 

家庭用お掃除ロボットを現場で運用するまでの道のり

 

Q.家庭用お掃除ロボットを現場に導入しようとしたきっかけは?

(ナオコ)まず日常清掃現場に家庭用のお掃除ロボットを導入したきっかけについて教えてください。

 

(西村)個人的にお掃除ロボットが好きで、これまで何台ものお掃除ロボットを試してきました。今でも自宅には最新のハイエンドモデルのお掃除ロボットが絶賛稼働中ですが、そのスペックの高さには驚かされます。

 

アプリを駆使しながら自宅でいろいろと試している内に「これは清掃現場でも十分使えるだろう」という確信に変わっていきました。なので「これは試す価値あり」とワクワクしながら導入したって感じですね。

 

   

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Q.家庭用お掃除ロボットを現場でどう活用するのか?

(ナオコ)家庭用お掃除ロボットを現場でどう活用するイメージだったのですか?

 

(西村)結論、業務用清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」が清掃できない机や椅子の下の清掃を家庭用お掃除ロボットに任せようと思っていました。

 

Whizを導入した現場ではWhizの入れない部分は人の手で掃除をするのが実情でした。そもそもその前提でWhizを導入したのではありますが、細かな部分の掃除機がけに結構な時間を費やしているスタッフを見て「ここに時間を使うのはもったいない」と感じたのが導入に踏み切った理由ですね。

 

また、家庭用お掃除ロボットは清掃した履歴が全てアプリで確認できるので、これからの清掃仕様のあり方の勉強のためにという狙いもありました。

 

 

Q.どの家庭用お掃除ロボットを導入した?

 

 

(ナオコ)なるほど。ちなみに家庭用お掃除ロボットはたくさん種類がありますよね?現場に導入したお掃除ロボットはどんな理由でどの機種を選んだのですか?

 

(西村)今回現場に導入したのは「ルンバi7+」を2台、「ロボロックS7+」を2台の合計4台ですね。

 

 

 

 

 

ルンバi7+は元々自宅で使っていたので、使い勝手が分かることと中古で安く仕入れられたことが理由です。ロボロックは色々なお掃除ロボットを試す中で、1番スペックの高さと使い勝手の良さを感じたからですね。

 

どちらも自動ごみ回収ステーションが搭載されていますが、その機能は僕の中で絶対に外せないものでした。

 

 

(ナオコ)その理由はなんですか?

 

(西村)ルンバをはじめとする家庭用お掃除ロボットの難点は「お掃除ロボットの掃除が必要」という点でした。

 

その最たる例が「ごみ捨て」だったのですが、それを解消したのが「自動ごみ回収ステーション」です。この機能とアプリの清掃予約機能を使えば現場のスタッフは月1回程度ごみ捨てをするだけで、ほとんどお掃除ロボットに触る必要がなくなります。

 

この機能によって、現場のスタッフはたまにお掃除ロボットのメンテナンスをするだけ、あとは自動。という環境を実現できる!と思ったのが理由です。「自動ごみ回収機能」は最近のお掃除ロボットのほぼ全てに搭載されていますが、本当に画期的な機能だと思います。

 

 

Q.家庭用お掃除ロボットを導入したことの成果は?

(ナオコ)かなり熱く語り始められましたね(笑)では、お掃除ロボットを現場に導入したことでどんな成果を得られたか教えてください。

 

(西村)結論、3名で4.5Hの清掃業務を3名4.0Hに短縮することができました。

 

 

(ナオコ)1日当たり1.5Hの削減になった、ということですね。計算してみると年間で35万円強の人件費が削減できたことになります。

 

(西村)お掃除ロボットの購入費に35万円ほど費やしているので、長い目で見たら現場の利益アップに繋がる、といったところでしょうか。どんどん最低賃金が上昇しているので、将来的な時給アップの原資にしたいと考えています。

 

また、「床面の清掃はどんどんロボットで自動化していくべき!」という価値観が自分の中で完全に腑に落ちた、という効果もありました。今思うと、昔はこれだけの清掃範囲を全て人力で掃除機掛けをしていたなんて、正直ゾッとします。

 

 

 

 

 

Q.家庭用お掃除ロボットの現場導入に対するお客様の反応は?

(ナオコ)ちなみに、お客様の方はお掃除ロボットの導入に対してどんな反応だったのですか?

 

(西村)現場ではすでにWhizが稼働していることもあり、こちらのお客様は清掃ロボットの導入に好意的な印象を持っていただいていると思います。

 

もちろんはじめは物珍しさがあったからだとは思いますが、清掃ロボットで生産性を上げる取り組みに対して共感していただいているのではないかと。

ちなみに施設スタッフの方に「清掃ロボットの人ですよね?」とお声掛けいただいたこともあります(笑)

 

 

(ナオコ)なるほど(笑)それはよかったですね(笑)

 

 

Q.家庭用お掃除ロボットを運用するまでに苦労したことは?

(ナオコ)は逆に現場に導入する上で苦労したことについて教えてください。

 

(西村)細かいことを言えばたくさんありますが、やはり「運用」に関することで苦戦しました。その主な要因は

 

  • 1台のロボットではおよそ100㎡の清掃が限界であること
  • マッピング(=間取りを覚えさせる)に手間がかかること
  • たまに原因不明のエラーが起きること

 

の3つですね。

 

 

【お掃除ロボットの現場導入苦戦ポイント:①1台のロボットではおよそ100㎡が限界】

 

(ナオコ)確かに家庭用お掃除ロボットは1フロア100㎡を超えるような間取りは想定していないでしょうね。

 

(西村)もちろんそれもあるでしょうが、僕の考える課題はお掃除ロボットの「バッテリー容量の限界」だと思っています。今時のお掃除ロボットは椅子の下などの細かい部分もかなり丁寧に掃除してくれるので、椅子や机の足が多いようなスペースでは想像より時間がかかります。なので清掃が終わるより先に「充電切れ」が起こるのです。

 

 

現場での清掃時間が無制限なら放っておいたらいい(→充電が無くなったら再充電、充電でき次第残った部分を清掃する、という設定ができる)のですが、現場スタッフには「お掃除ロボットがステーションに戻っているのを確認してから帰宅すること」と指示をしています。なので、現実的な清掃面積は「1充電当たりの清掃面積:100~150㎡」あたりが目安になるかと思います。

 

 

(ナオコ)なるほど。そうなると広い範囲の清掃をお掃除ロボットに任せようとすると結構な台数が必要になるってことですね?

 

(西村)そうですね。当初は3台でできると思っていたのですが、運用してみた結果、1台追加を余儀なくされたって感じですね。

 

 

 

お掃除ロボットの現場導入苦戦ポイント:②マッピング(=間取りを覚えさせる)に手間がかかる

 

(ナオコ)では2つ目の「マッピング(=間取りを覚えさせる)に手間がかかる」とはどういうことですか?

 

(西村)家庭用お掃除ロボットを使うためにはまず部屋の間取りを覚えさせること(=マッピング)から始まります。

マッピングが完了すると下記の画像のように「進入禁止エリア」や「スペースの区分け」といった設定をできるようになるのですが、逆に言うと、それらの設定が完了するまでは清掃を自動化できない、というのが実情です。

 

 

 

マッピングするための走行を何回も繰り返すことで精度の高いマップをつくる、という仕組みなので、マッピングのためだけに3回くらいはテスト走行をさせないといけません。

なので、家庭用お掃除ロボットは初期設定に手間と時間が掛かる、というのが正直な感想です。

 

業務用清掃ロボットは1日以内に即戦力として稼働できるので、そのあたりが家庭用お掃除ロボットの弱点だと思います。

 

 

 

お掃除ロボットの現場導入苦戦ポイント:③たまに原因不明のエラーが起きる

 

(ナオコ)3つ目は「たまに原因不明のエラーが起きる」ということですが、これはかなり気になるポイントですね。

 

(西村)正直、ロボロックS7+の方は原因不明のエラーが月1、2回程度発生しています。

ただ、エラーと言っても全く動かないわけではなく「いつも清掃している所をその日はしていない」とか「いつもなら終わっている時間なのにまだ終わっていない」といった不具合ですね。

 

広いスペースはWhizが掃除するので、椅子と机の下だけを清掃させるように変則的な設定をしていることが原因かもしれません。例えば椅子や机の足が普段より詰まっていてそれより先に侵入できない、、、などが考えられますが、そこは将来的なお掃除ロボットの課題といったところではないかと思っています。

 

 

 

 

(ナオコ)お掃除ロボットが清掃できていない場所はどう対応しているのですか?

 

(西村)基本的にお掃除ロボットが掃除している範囲は、清掃スタッフが目視で清掃状況を確認するようにしているので、最低限「目に見えるようなごみは落ちていない状況」にはできていようかと思います。

 

 

 

家庭用お掃除ロボットは清掃現場でも活用できるか?

(ナオコ)実際問題、「清掃できていない場合があり得る」という点がお掃除ロボット導入を見合わせる要因になっているようにも思いますが、西村社長はどうお考えですか?

 

(西村)確かにお掃除ロボットにはまだまだ課題は多くあります。

でも人が行う清掃も完璧ではないことを考えると、清掃ロボットの「たまに起きる不具合」を怖がるよりも「清掃ロボットを活用することによるメリットを追求する」ことの方がこれからの清掃管理を効率化する上で重要ではないかと思うのです。

 

 

 

 

 

アプリを活用することで、現場にいなくても自動で清掃をスタートさせられて、清掃状況をリアルタイムに確認できるという管理方法は、今後必ず主流となると考えています。先ほど挙げた苦戦ポイントも、お掃除ロボットが進化していく過程で必ず解決されていくでしょうし、怖がるよりもまず体感してほしい、というのが個人的な感覚ですね。

 

 

(ナオコ)なるほど。では「お掃除ロボットの導入に興味がある」という方はどうするのがいいでしょうか?

 

(西村)まずは実際に現場でお掃除ロボットが活用できるのかどうか、考える前に「清掃の自動化」を感じてもらうことから始めるのがいいのではないかと思います。

 

当社では「清掃ロボットの導入支援」を始めたので、少しでも清掃ロボットの導入にご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせいただけたらうれしいです。

 

 

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