社内美化はどうして続かない?理由を明らかにして対策をしよう
「社内美化に力を入れたいたいけど、なかなか続かない」と思う方は多いのではないのでしょうか。さまざまなメリットがある社内美化も、継続できなければ単発の清掃で終わってしまいます。実は、社内美化が続かないのには、明確な理由があるのです。この記事では、社内美化が続かない4つの理由と、続かない時に試してみてほしいことを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
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社内美化が続かない4つの理由
社内美化がなかなか続かない理由は、主に以下の4つです。
- 社員によって意識がバラバラである
- 個人のメリットになりにくい
- 統率をとれる人がいない
- 社員の負担になっている
それぞれ見ていきましょう。
社員によって意識がバラバラである
人によって社内美化への意識が異なるとなかなか続きません。取り組み方にも差が出てしまうため、不公平感が生まれる原因にもなります。全員が同じ目標に向かっていないと、活動自体が廃れて行ってしまうでしょう。
個人のメリットになりにくい
社内美化は、短期的な目線では個人のメリットになりにくいでしょう。自分のメリットにならないと思うと意欲が湧かないため、「社内美化をやらされている」という気持ちが強くなります。やりたくないと思うことは続けにくい傾向にあります。
統率をとれる人がいない
引っ張ってくれるリーダーがいないと、活動をなかなか継続できません。複数人で行う美化活動は、「誰かがやってくれる」と思ってしまいがちです。そのため、多数の人間を動かすには、指揮を執るリーダーが必要です。
社員の負担になっている
活動が社員の負担になっていると、継続は難しいでしょう。負担を感じてしまうと、誰でもやりたいと思いません。労働時間外に社内美化活動を行っていたりすると、社員の負担が大きくなります。また、会社への不満や不信感にもつながるでしょう。
社内美化が続かないときに試すべきこと
社内美化が続かないときには、以下の4つを試してみてください。
- 5Sの中からまずは3Sを中心に行う
- PCDAサイクルをまわす
- 目的やメリットを再確認する
- 負担にならない範囲からはじめる
それぞれ詳しく解説します。
5Sの中からまずは3Sを中心に行う
いきなり本格的な5S活動を行わず、「整理・整頓・清掃」の3S活動から始めてみましょう。活動の数を減らすことで、継続へのハードルを下げることにつながります。完璧を目指さずに、できる範囲から始めることが重要です。小さなことを継続できれば、少しずつ習慣化を実現できるでしょう。
PCDAサイクルをまわす
PCDAサイクルを回すことで継続につながります。計画を立て行動して振り返り、改善点を確認することで、活動への関心や意欲が生まれるでしょう。改善点が見えることで関心が高まるほか、次の計画を立てやすくなり、継続につながります。
目的やメリットを再確認する
社内美化の目的や結果として得られるメリットを全員で再確認しましょう。物事を継続する上で、モチベーションの維持は大変重要です。そのため、目的やメリットを理解し活動に意味があることを共有するといいでしょう。
負担にならない範囲からはじめる
負担のない範囲で少しずつ始めることが継続の第一歩です。いきなり大きな目標を立て、完璧を目指そうとすると心理的にもハードルが高く感じてしまいます。スモールスタートを切ることが挫折しないポイントとなるでしょう。
どうしても続かない場合は業者に依頼してみよう
社内美化が続かない場合は理由を明確にし、上記のことを試してみてください。それでも継続しないときには、社員の大きな負担になっているのかもしれません。その場合は、専門業者に依頼してみるのも1つの方法です。無理なく社内美化を図れるように、業者への依頼も検討してみましょう。