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清掃ロボット導入事例|マキタ「ロボットクリーナーRC300DZ 」|導入レビュー VOL.2

 

清掃ロボット導入事例|マキタ「ロボットクリーナーRC300DZ 」|導入レビュー VOL.2

こんにちは!エヒメアイムサービス広報担当のナオコです♪

本日はマキタの業務用清掃ロボット「RC300DZ」の導入に関するお話。

 

弊社では受託する日常清掃現場において、清掃ロボットの導入による省人化を積極的に実行しています。

 

もちろんロボットを導入したからと言ってすぐに省人化できるわけではなく、何度も失敗を繰り返しながら少しずつノウハウを蓄積してきました。

 

今回は数ある失敗談の中からマキタのロボットクリーナーRC300DZの運用に失敗した事例について弊社社長の西村にインタビューしてみました。

 

 

マキタのロボットクリーナーRC300DZ|運用に失敗した理由

 

Q.マキタRC300DZを導入した背景とは?

(ナオコ)まずマキタのRC300DZを導入した背景について教えてください。

 

(西村)当社がマキタRC300DZを1番最初に導入したのはパチンコ店。パチンコ・スロット合わせて600台程度の中規模店舗です。

 

 

昨年の春にリニューアルオープンして、従来の石材床から一新し、全面カーペットに張り替えられました。見た目はとてもオシャレになりましたが、床面清掃の労力が大幅に増加。コードレス式アップライトバキュームとクリーナーを導入して対策したのですが、店舗の清掃範囲が広く、バキュームがけ専門のスタッフを追加で配置しなければ時間内に清掃が完了できない状況となってしまいました。

 

そこで、清掃ロボットを導入して現場の生産性を上げようと試みた、というのが導入までの背景です。

 

 

Q.マキタRC300DZを選んだ理由は?

(ナオコ)なるほど。ちなみにマキタRC300DZ以外の導入は考えましたか?

 

(西村)もちろん別の清掃ロボットも検討しました。

 

例えば「Whiz(ウィズ)」。

当社ではソフトバンクロボティクス社の「清掃ロボットWhiz」をすでに現場で運用しているため、Whizの導入を真っ先に検討しました。

 

しかし、新台入れ替えやイベント、景品コーナーのリニューアルなどによって、立て看板などのレイアウトが頻繁に変わるパチンコ店において、清掃ルートを登録する(=登録されたルート以外は通らない)タイプのWhizは不向きと判断しました。

 

 

 

次に検討したのはルンバなどの家庭用ロボット掃除機のハイエンドモデル。

レイアウトの変更があってもフレキシブルに対応できる、という部分に期待してテストを行いました。

 

が、結果はイマイチ。商業施設の広さに対応するには複数台必要であることに加え、細かな部分まで入り込んでしまうことで100㎡程度の清掃でも2時間ほどかかってしまうことが分かりました。もう少し狭い施設なら可能性はありますが、パチンコ店のような広い施設には向かないと結論付けました。

 

 

(ナオコ)いろいろ考えた結果、マキタRC300DZがいい!という結論になったのですね。

 

(西村)RC300DZのパワーは実感していましたし、1台あたり30万円台で導入できるのでコスパの良さも選んだ理由の1つです。

 

 

Q.RC300DZの導入に失敗した要因とは?

(ナオコ)結果的にマキタRC300DZの導入は失敗に終わったと聞きましたが、具体的な失敗の要因について教えてください。

 

(西村)一言で言うとマキタRC300DZは「短い時間しかとれない現場には不向きだった」ということなのですが、その要因となったスペックは

 

  • 意外と細かい部分まで清掃すること
  • 侵入禁止エリアの精度が低いこと

 

の2つですね。

 

【RC300DZ導入の失敗要因:①意外と細かい部分まで掃除すること】

(ナオコ)単純に聞くと細かなところまで掃除してくれるのはメリットのように感じますが?

 

(西村)清掃ロボットを運用する上で大切なのは「細かな部分は人力で!」という考え方だと思っています。もっと言うと「細かなところは人が掃除するから、ロボットは大まかな部分さえ掃除してくれればOK」なのです。

 

RC300DZは前作のRC200DZに比べ、細部の清掃能力が大幅に向上しました。その反面、人力で清掃する前提の遊戯台下や什器の周辺にまで時間をかけすぎてしまうのです。

 

今回導入したのは「開店前清掃」。開店までのわずかな時間しか稼働できないため、いかに効率よく清掃できるかが運用の鍵となりました。

 

具体的には、この動画のように通路の広い部分だけ掃除してくれるのが理想の形。

 

 

 

でも、どうしても細かなところまで掃除してしまうので時間がかかりすぎる、という問題が解決できなかったのです。

 

 

 

RC300DZ導入の失敗要因:②侵入禁止エリアの精度が低い】

(ナオコ)なるほど。では次に「侵入禁止エリアの精度が低い」とはどういうことですか?

 

(西村)先ほどの「細かな部分まで清掃してしまう」という問題を侵入禁止エリアの設定で解決しようと試みました。しかし、RC300DZの侵入禁止エリアは大雑把にしか設定できないことに加え、侵入禁止の精度も低く、細かな部分まで入り込んでしまうようです。

 

【遊戯台部分に侵入禁止エリアを設定】

 

【清掃履歴】

 

【実際のロボットの動き】

 

(西村)特に侵入禁止エリアの境目あたりは動きが遅くなるので、およそ50分間で現場全体の7分の1程度しか清掃できない、という結果となりました。

 

 

(ナオコ)時間に限りのある開店前清掃で7分の1程度では効率化しなさそうですね。

でも現場にRC300DZが7台あればうまくいく、ということですか?(笑)

 

(西村)清掃は完了すると思います(笑)ただ、現場には「ロボットの置き場所がない」という問題もあります。RC300Dは結構図体が大きく、かつバッテリーも2個使うので、2個口充電器を7台設置する必要があります。そうなると現場に何台も用意するのは現実的ではないかもしれませんね。

 

 

(ナオコ)「清掃ロボットの運用」にはそういった清掃以外の要因も含むのですね。意外でした。

 

(西村)清掃ロボットを買ってから置く場所がない、なんてことにならないよう、倉庫の広さや電源の有無などもしっかり見極めることが大切ですね。

 

 

(ナオコ)なるほど。よく分かりました。

 

 

マキタのロボットクリーナーRC300DZ|日常清掃現場での活用

 

Q.マキタのRC300DZは日常清掃に活用できるのか?

(ナオコ)今回はRC300DZの導入失敗談をお伺いしました。でも以前のインタビューで「おすすめの清掃ロボットはマキタのRC300DZ」だと言われていましたよね?

 

(西村)そうですね。マキタのRC300DZをおすすめする気持ちは変わりません。

 

今回ご紹介したパチンコ店の「開店前清掃」ではRC300DZの運用は失敗に終わりました。ただ、ロボットを稼働できる時間が少なかった(=営業前の1.5Hしかなかった)ことが原因なので、3時間程度の清掃時間が確保できる現場や清掃完了時間に制限がない現場であれば十分活用できると考えています。

 

例えば、ゴルフ場やホテル、宴会場など、カーペットフロア+細かな障害物が少ない場所では特に効果的です。

 

ちなみに、当社の別の現場ではRC300DZはしっかりと稼働しています。清掃能力も高く、使い方も簡単なので大活躍中です。

 

 

 

 

Q.清掃ロボットの導入支援とは?

(ナオコ)ありがとうございます。では最後に、清掃ロボットの導入に興味のある方に伝えたいことがあればお願いします。

 

(西村)清掃ロボットは導入してから気づくことが多いのも特徴です。「ロボットの置き場所問題」のように実際に運用した経験がなけらば気づかないことがたくさんあります。

 

ですが、どの機種を選ぶか、どういう運用にするかを間違えなければ現場の清掃効率は間違いなく向上します。まずは清掃ロボットに関心を持っていただき、どういった効果が得られるかといった情報だけでも手に入れていただきたいと思います。

 

 

弊社では、清掃ロボットの「無料導入相談」を行っておりますので、少しでも清掃ロボットの導入にご興味をお持ちの方は、エヒメアイムサービスまでお気軽にお問い合わせください。

 

 

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