コスト優位性のメカニズム:清掃業務における「選択と集中」
「毎年、清掃業者からの値上げ依頼が続いて困っている…」そんな状況に直面されていませんか?または「清掃費の値上げって、、、こんなに高くなる?」と驚かれていませんか?
こんにちは。エヒメアイムサービス代表の西村です。
昨今の最低賃金の上昇や人手不足を理由に、清掃費用が年々上がり、管理コストの圧迫に頭を抱えている企業様は少なくありません。現場の事情も理解しつつ、それでも「どうにか抑えられないものか」と感じておられる方も多いのではないでしょうか。
いきなり「値上げをお願いします」と言われても、それが本当に適正な価格なのか——判断に迷うのは当然です。
ただ、清掃費用の高騰は“避けられないもの”と決めつけてしまうのは、少し早いかもしれません。やり方次第では、値上げをせずに品質を落とさない仕組みをつくることも可能です。
ポイントは、“どこにお金をかけ、どこを効率化するか”。
清掃のコスト構造を理解し、最適なバランスを取ることができれば、結果的にコストは安定します。
そこで今回は“エヒメアイムサービスの低コストでも安定品質を保てる仕組み”についてご紹介します。
これは単なる“節約”ではなく、仕組みの最適化によって実現しているコストの優位性です。
清掃という労働集約型の業務においても、まだまだ「工夫の余地」は残されています。
当社の仕組みを知っていただくことで清掃コストの低減にお役立ていただければ幸いです。
ちなみにこの記事を書くために、自社の特徴をAIにまとめてもらったのですが——
その内容にAIがつけたタイトルが
“コスト優位性のメカニズム:清掃業務における「選択と集中」”
あまりにもかっこ良すぎて恥ずかしいですが、このまま使いたいと思います(笑)
1. 清掃業務における選択と集中 ― 内製化と最適発注 ―
当社の清掃事業モデルは、日常清掃をすべて自社スタッフによる内製化で担い、専門的な清掃は協力業者に委託するという明確な方針に基づいています。この仕組みは単なる業務の切り分けではなく、経営資源の最適配分とコスト構造の合理化を目的とした戦略的な仕組みです。
日常清掃は内製化で安定品質を
日常清掃に関しては、自社での直接雇用と教育体制により中間マージンを排除し、低コストで安定した品質を長期的に提供できる体制を構築しています。
さらに当社は、シニア世代をターゲットとした求人戦略を展開し、短時間勤務や扶養内勤務といった柔軟な働き方、安心して働き続けられる福利厚生制度を整備。これにより人材の定着率が高まり、現場の安定稼働と清掃品質の維持につながっています。
専門清掃は“最適発注”で低価格・高品質を保証
一方で、エアコン分解洗浄や高所ガラス清掃、床面のクリーニングといった専門性の高い業務は、各分野に強みを持つ協力業者に委託。案件ごとに最適なパートナーを選定することで、特化した技術や専用設備を最大限に活用でき、施工品質の確保と作業効率の向上が可能になります。
専門清掃をすべて外注することで、自社での設備投資や専門スタッフの雇用・育成などにかかる固定費を抱える必要がなく、柔軟かつ競争力のある価格設定を実現することにつながっています。
このように、日常清掃の「内製化」による安定性と、専門清掃の「最適発注」による柔軟性を組み合わせることで、単なる価格訴求ではなく、持続可能なコスト優位性と品質保証の両立を実現しているのです。
2.清掃業務における選択と集中 ―正社員ゼロ体制―
当社は従業員が100名を超える規模でありながら、正社員を一人も置かないという独自の体制を採用しています。一見すると不安定に映るかもしれませんが、これは明確な「選択と集中」の戦略に基づくものであり、組織を低コストで安定的に運営する仕組みです。
業務全体をサポートする優秀な本部スタッフたち
本部には、パートタイムでありながら高い事務処理能力や現場理解を持つ女性スタッフを複数名配置しています。シフト管理や労務対応、顧客窓口といった業務に加え、現場に欠員があればヘルプ要因として清掃に入ることもできる優秀なスタッフたちです。
こういった人材を何人も雇用し、必要最低限の時間・人数で業務全体をフォローすることにより、正社員を常勤で抱える場合に比べて大幅に固定費を抑えることができます。
また、家庭の事情でフルタイム勤務は難しいものの、パートであれば働けるという層を採用しているため、優秀な人材を安定的に確保しています。短時間勤務と柔軟なシフト制度といった女性のワークライフバランスを整えることで、人件費効率を高めながら、優秀なスタッフの高い定着率を実現できる理由です。
経験豊富なパートリーダーの配置
現場では、班長が中心となりチームを運営しています。正社員の管理職を置くのではなく、現場に最も近いスタッフにリーダー役を任せることで、余分な管理層を設ける必要がなくなり、コスト削減と現場対応力の両立が可能になっています。班長は実務経験に基づく判断力を発揮しながら、新人の教育や品質管理を担い、現場力の底上げを図っています。
属人性の排除
一方で、清掃業務は特定の個人の経験や技量に依存しやすく、担当者が辞めたあとに引き継ぎが難航するなど、属人化によるリスクを抱えやすい業種でもあります。当社はそうした「個人に頼りすぎる運営」を避けるため、あえて属人性を排除する方針を取っています。業務管理の仕組みを標準化し、どのスタッフが担当しても同じ品質を維持できる体制を整えることで、個人の退職や配置転換があっても現場が滞らない仕組みを実現しています。
このように「正社員ゼロ体制」は、固定費を極小化しつつ、必要なときに必要な人材を最適に配置することを可能にしています。従来の正社員依存型の組織に比べて、人件費構造が圧倒的に軽く、かつ安定的に回せる点が、当社の競争優位性を支える大きな要因となっています。
3.清掃業務における選択と集中 ―継続的資産への積極投資―
当社の経営方針は、長期的に価値を生み続ける“資産”への投資に積極的に取り組む という考え方に基づいています。単発の支出や広告宣伝よりも、継続的な効果をもたらす仕組みや設備への投資こそが、企業の持続的な成長を支えると考えているからです。
継続的な効果をもたらす資産形成
清掃ロボットや効率化システムの導入は、その代表的な取り組みです。初期費用がかかっても、長期的にコスト削減や品質安定につながるものには積極的に投資し、人に依存しすぎない持続可能な体制を築いています。これらの投資は“消費”ではなく、“資産形成”の一環として位置づけています。
営業活動においても同様です。消えてなくなる広告費にはお金をかけず、ホームページのように資産として積み上がるものには積極的に投資しています。
ホームページやブログでの情報発信は、一度整備すれば長期的に効果を発揮する「残る投資」。あなたがそうであるように、数ある清掃会社の中から当社のホームページにたどり着いた方に、誠実に情報を届け続けることこそが、最も効果的で持続的な営業活動だと考えています。
継続支出には慎重な姿勢を
逆に、継続的に支出が発生する契約や仕組みについてはかなりシビアです。サブスクリプションやリース契約など、固定費として積み上がるものは慎重に精査し、経営を圧迫しかねない“じわじわ増えるコスト”を避け、固定費を最小限に抑えることを徹底しています。
その一方で、現場で必要となる備品や代替品など、単発で完結する支出については判断を先延ばしにせず即決します。お金で解決できる課題にはスピード感をもって対応し、現場が止まらないことを最優先にしています。
このように、「継続的資産への積極投資」「継続支出への慎重な姿勢」「即断即決による現場課題の解消」という選択と集中を徹底することで、当社は堅実で持続可能な経営を続けているのです。
4.最後に
清掃という仕事は、「人」と「仕組み」のバランスがすべてだと日々感じています。
人に頼りすぎれば不安定になり、仕組みに頼りすぎれば現場が冷たくなる。そのちょうど真ん中でバランスを取り続けること——それが清掃会社の経営だと思っています。
この業界はこれからも人手不足が続き、さまざまなコスト上昇の波が押し寄せるでしょう。けれど、やり方を工夫すれば、まだまだ改善の余地はあるはずです。
僕たちも日々改善を続けることで、お客様から長く安心して任せてもらえるような会社でありたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もし清掃に何か課題がおありでしたらお気軽にエヒメアイムサービスまでお問い合わせください。